春日部の家
春日部市内の住宅地で、北及び西道路2方向に面している角地に位置する、シニアのご夫婦のための木の家。
これから高齢期を過ごすうえで、安全性・居住性・快適性を担保するために建替えを決断された。
食や身の回りの物にも安全性を求めるこだわりをお持ちのご夫婦ため、日当たり・風通し・視界の抜けを考慮し、無垢板の床、漆喰の壁、木製キッチンや食器棚など、自然素材のぬくもりが心地よく感じられるよう設計している。また、リビングの窓から緑あふれる豊かな庭が望め、季節の変化を感じながら暮らしていただける住まいとなっている。
玄関、リビング、水回り及びプライバシーまで全て引戸によって開閉し、それぞれの領域が調整出来る柔軟性によって効率的な利用を可能にしている。また、玄関アプローチにスロープ、建具を引戸にすることでバリアーをなくし、高齢期でも容易に移動できる空間が、ご夫婦にとって今後価値ある『終の棲家』となる。
ご夫婦にとって、この高齢社会で心豊かに住み慣れた地域で長く住み続ける為の大きな財産となるだろう。
所在地 | 埼玉県春日部市 |
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用途 | 専用住宅 |
構造規模 | 木造二階建て |
延床面積 | 158.96㎡ |
竣工 | 2015年9月 |
主な仕様 | [屋根]ガルバリウム鋼板 [外壁]焼き杉 [内装] 床:広葉樹無垢板/壁:珪砂しっくい/天井:杉板 |