なごみの家
比企郡嵐山町。市街地から少し離れた自然豊かな地域で見晴らしの素晴らしい場所である。敷地の南及び西側道路2方向に面している角地に位置する、夫婦と子どもの3人家族のための木の家。
これから成長していく子どもを自然の中で感性豊かに育て、また夫婦で老後まで心穏やかに心地よく暮らしたいとの思いから建築を決断。
施主本人が接着剤等の化学物質の臭いに過敏反応してしまうこともあり、子どもがシックハウス症候群を発症してしまうのではとの懸念から、極力工業化製品を排除し自然素材にとことんこだわった家づくりを行った。もちろん自然環境においても負荷の少ない天然の素材であるためCO2の排出も当然少なく、健康にも環境にも優しい家となった。
また、省エネにおいては設計段階で日射・通風・高断熱を十分考慮し、深い軒や高効率ソーラーシステム等の導入により、エアコンをなるべく使用せず暮らせる工夫をしている。
小さな子どもに目が届きやすい開放的なプランでありながら、施主が年齢的にもミドル域に入っているため、将来を見据えたバリアフリー的配置であることも特徴である。
所在地 | 埼玉県比企郡嵐山町 |
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用途 | 専用住宅 |
構造規模 | 木造二階建て |
延床面積 | 103.50㎡ |
竣工 | 2020年2月 |
主な仕様 | [屋根]ガルバリウム鋼板 [外壁]焼き杉、杉板 [内装]床:杉板t30、壁:珪藻土+杉板、天井:杉板 [その他] 断熱材:羊毛、接着剤:にかわ |